
メンチカツ、テリヤキ、エビフライなどといった料理名ごとに一話がつづられる ※この画像はサイトのスクリーンショットです
ネットで高い人気を誇る小説『異世界食堂』の漫画化、アニメ化が発表。ファンからは歓声があがっているところだが、一般には知られているとは言いがたい。どんな作品なのだろうか?
『異世界食堂』は小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿されてファンを集め、ノベライズ化されたグルメファンタジー。オフィス街の雑居ビル地下1階にある食堂「洋食のねこや」は、特徴のない普通の食堂だが、表向きの定休日(土曜日)になると、特別な客がやってくる──というストーリーだ。料理はもとより、客自身、そして客同士の人間関係などが魅力的に描かれ、ネットで人気を博している。
1巻は2015年2月、2巻が同年7月に発売され、今年9月30日には3巻が発売される予定。Amazonの評価を見てみると、1巻は5つ星中4.3(投稿41件)、2巻も4.3(投稿18件、いずれも9月9日時点)となっており、レビュー内容をみると、
「届いたのが晩御飯前でしたが、出てくるメニューが晩御飯のメニューになりそうです。
なので、自身が空腹時には絶対に読むことは勧めません(笑)」
「相変わらず登場する料理の描写が巧く上では深夜と書きましたが
いつ読んでもお腹が減ってしまいます。
そしてこれまた異世界の住人たちが美味しそうにたべること!」
「この作品の売りは何といっても料理描写。その辺のグルメ雑誌が道を開けて通るくらいに旨そうな表現に読むと涎が垂れてきます」
※上記、レビューから一部抜粋
などと、かなりの“飯テロ”小説であることが垣間見られる。
そんな『異世界食堂』について、9月7日、作者の犬塚惇平さんは、漫画版の連載が『ヤングガンガン』で始まること、さらにアニメ化の企画が進行していることを、上述の「小説家になろう」のマイページで報告。漫画版は「第一話はメンチカツの予定で……第二話でモーニング」とのこと。アニメについては「詳細はまた」としか明かしていない。
ネットで人気を集めた作品が文庫され、さらにアニメ、マンガと多方面に展開されることで、ツイッターには、
「異世界食堂アニメ化おめでとうございます!」
「おおお!この作品は登場人物含めてみんな好きだから楽しみだわ」
「これは楽しみだなー。食堂の雰囲気がどう表現されるんだろう。これは見ないと」
「異世界食堂アニメ化きたあああああああうれしいいいいきい」
と、興奮と期待の声が続出。またアニメの放送時間は深夜であることが予想されるため、
「異世界食堂がアニメ化とは 深夜の飯テロをするつもりか」
「異世界食堂アニメ化で夜のメシテロが捗るね!」
といったコメントもあがっている。
近年『孤独のグルメ』『深夜食堂』など、グルメモノ作品が人気を集めているだけに、『異世界食堂』も注目されそうだ。
(金子則男)
管理人のコメント:
食戟のソーマの異世界もの?