https://news.yahoo.co.jp/articles/65c31d61fc44c4fcf767445b292937c0a89950d0
ファミコン版「ドラゴンクエストIII」のRTA(リアルタイムアタック)で、またも新たなテクニックが開発され、走者たちによる激しい更新合戦が行われています。この記事を書いている4月7日時点での最速記録は「5分53秒」。世界って5分で救えたのか……!
「ドラクエIII」のRTAにはさまざまなレギュレーションがありますが、今話題になっているのは、バグあり、カセット差し替えあり、任意コード実行(後述)ありの「何でもあり」部門。2020年12月に行われたイベントで「ホットプレートでファミコン本体を温める」という謎のテクニックが話題になったのと同じ部門ですが、そのときのクリアタイムは“22分07秒”。あれからわずか3カ月ちょっとで一体どうやって16分以上もの大幅更新をなしとげたのか、ここまでの流れをまとめつつ、現在の記録保持者である“ひっしー”さんにもお話を聞きました。
更新のカギは「途中で別のゲームに挿し替える」テクニック
記録更新のカギになったのは、有名RTA走者の一人“ピロ彦”さんが考案した新チャート。従来の「電源ON/OFFバグ」に加えて、“途中で別のゲームに挿し替える”というテクニックを使っているのが特徴で(「ドクターマリオ」「星のカービィ 夢の泉の物語」「ファイナルファンタジー」の3本を使用)、去る3月27日に行われたRTAイベント「TAS好きの人たちがRTAでわいわいする3」の中ではじめて披露されたものでした。
このときピロ彦さんが出したタイムは、一発勝負で“13分53秒”。これでも十分にすさまじいタイムだったのですが、その後ピロ彦さんが詳しいチャートを公開すると、他のRTA走者たちも続々参戦し、たちまち激しい更新合戦が行われることに。4月4日には同じく有名RTA走者の“ばくぜろ”さんが7分10秒でクリア、さらに4月5日にはホットプレートでおなじみ“ひっしー”さんが6分47秒でクリアと、すさまじい勢いでクリアタイムが短縮されていきました。なお、冒頭でも書いた通り、現在はひっしーさんが4月6日に出した「5分53秒」が最速記録となっていますが、RTA走者の間ではさらなる新テクニックも発見されており、これもいつまで“最速”でいられるかは分かりません。
今回の新チャートのポイントについてもざっくり解説しておくと、やはり最も大きいのは「(電源を入れたまま)途中で他のカセットに挿し替える」という工程を挟んでいる点です。
古くは「スーパーマリオブラザーズ」のプレイ中、「テニス」に挿し替えて特定の操作を行い、また「スーパーマリオブラザーズ」に戻すことで幻の「9-1」面に進むことができる――という裏技がありましたが、原理的にはこれと同じもの。カセットを挿し替えても本体内に記憶されているメモリは残ることを利用し、別のカセットを使ってメモリを特定の値に操作、その後再び「ドラクエIII」に戻すことで、本来はできないことを実行してしまう……という仕組みです。こうしたテクニックを幾重にも積み重ね(※)、最終的にはゾーマを倒すことなく“エンディングに必要なフラグ”を立て、ラダトーム王に話しかけることでエンディングに突入してしまう……というのが今回のチャート。これを考えつくのも、現実に実行可能なチャートに落とし込むのもすごすぎる……。
現在の記録保持者であるひっしーさんにもお話をうかがったところ、ピロ彦さんのチャートを見たときは「なんでこんな手順を見付けられたのか意味が分からない」「ホットプレートが不要になってしまった……」と驚いたそうです。また、これもピロ彦さん発案ですが、今の記録からさらに30秒は更新できる技術が既に編み出されており「現行チャートでも5分30秒くらいまではいける見込みです」とのことでした。
ひっしーさんはさらに、これから使用する予定の“最新環境”の写真も提供してくれました。写真には「ドクターマリオ」「カービィ」「FF」だけでなく、右上には謎のスイッチが取り付けられたむき出しのカートリッジが……。果たしてどこまで記録が短縮されるのか、今後の動きに注目が集まります。
【※追記・補足】
ドラクエIIIの最終的なエンディングフラグは本体メモリ上ではなくカートリッジ(セーブデータ)上で管理されているため、従来の「電源ON/OFFバグ」だけでは「いきなりエンディングフラグを立てる」ことは不可能でした。今回のチャートでは最終的に、任意コード実行によりセーブデータ上にエンディングフラグを強制的に立てていますが、任意コード実行に必要なバグアイテム生成のためにカートリッジ差し替えが必要でした
メモリアドレス直に触れたらなんでもありやろ
何でもありって言うてますし…
>>5
温めてバグを誘発
では無くて
確実に起こるメモリ化けの特定パターンを再現するために、基板の状態を温度調整させる補助に使われる
RTAとは別の競技だよ
時代が回帰したんや
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/2012/28/news054.html
ホットプレートタイムアタックって名前がもう草
ホットプレートが不要になってしまった…とか何言ってんだと思ったら、マジで使ってたのかよw
RTA界隈は本当に色んな意味で頭おかしい奴が多いなw
あれ半抜きでできたよ
穴に落ちたら上から降ってくるんだよな
こいつポケモンのセレクトバグにすら文句言ってそう
一生ネトゲだけやってればいいよ
外部機器使うのとゲーム内で条件完結できるバグは全然ちがくね
ワロタ
こっちもやべぇな
その人もこのRTAやってたぞ
惹かれあってしまったのか
アクションリプレイつかうにしても、
RTAだからまっさらのロムからアクションリプレイを導入して書き換えて
って作業もリアル時間に含まれるんだろうな
アクションリプレイ(PC上でチートツール)つくるのも時間に含まれるのかな?
厳密なルールはわからんが、既存の改造ツール使うってのはレギュ違反なんだろ
ホットプレート使って最速クリアしましたって言われたらファッ!?ってなるだろ
RTAなんてそんなんでいいんだよ、外部のよく分からんものを使うのがアリかどうかはレギュで分ければいい
むしろチート使ってクリアする方がまだゲームしてていいなって感じだな
これもはやゲームすらしてないじゃん
センセーショナルさからファッ!?なるけど後に続けと回線ショートとかソフト差し替えとか次々出たら
「もう通常プレイのRTAは滅んでしまったのね…」って勘違いする人はいると思う
裏ワザってレベルじゃねー
比較的最近のポケモンダイパでなぞのばしょ使って
任意座標移動からの笛なしアルセウス正規捕獲とかもやべーぞ
物理的にメモリのデータ崩壊しそうなのに丈夫すぎる
おやつの動画で知った
ちゃんと揮発してる揮発性メモリならこういうなんでもありでメモリ操作はできない
メモリの内容が揮発しないようにホットプレートで温度調整したり、通電状態を維持してカセット差し替えしてるわけで
求めてる解と違う
コメント
折角楽しみにして買ってきたのに五分で終わっちまった
任天堂の低スペ機で出すからこんなボリューム不足になるんだ
待て、ファミコンは当時はハイスペックに分類されるぞ
5分でエンディングなんて天下のスクエニも落ちたもんだな(棒)
発案者がガチガチにバイナリコード解析してるヤベー奴
>こういう人達って障害ありそうだよね
こういうこと言う人こそ精神に障害がありそうだが
他のソフトに差し替えるのはツールアシストの範疇にならないのかなーと思ったり
むしろ競技としてじゃなく「芸」として評価されてるよね
あまりレギュレーション固めると面白くないので現状でいいよ
これもレギュレーションに従ったRTAだよ