Nintendo Switchが発売され1年と半年が過ぎ様々なタイトルが発売・発表されてきましたが、ここ数か月のトレンド的な
動きとして美少女のキャラクターが活躍するゲームや、セクシーな描写を楽しむ美少女ゲーム(いわゆるギャルゲー)が
続々と投入されはじめています。
これまでの任天堂のゲーム機はどちらかというとキッズやファミリーを強く意識したイメージもありあまりこのタイプのゲームは
リリースされておらず、任天堂の歴史を遡っても異例の事です。
本日は”なぜSwitchの世代になって急激に美少女ゲーム増え始めたのか?”この背景とこれまでの歴史を踏まえ探っていきたいと思います。
・任天堂据置ハードの美少女ゲームの歴史
美少女ゲームがSwitchに流入してくる以前の流れとして任天堂ハードにおける美少女ゲームの歴史について最初におさらいして
おきましょう。
任天堂は1987年に『中山美穂のトキメキハイスクール』という当時の人気アイドル中山美穂を主役にした恋愛アドベンチャーを
ファミコンソフトとして発売しています。
Wikipedia「ギャルゲー」によると1986年発売されたPCソフト『夢幻のヴァリス』が美少女ゲームの走りと書かれていますので、
その翌年に発売されたこのゲームは任天堂が扱う最初の美少女ゲームになりますね。
スクウェア(坂口博信氏)との共同制作で作られた本作は与えられた選択肢を選び物語を進行させていくコマンド式アドベンチャーで、
美少女ゲームとしてのスタンダードがここですでに確立されていたわけです。
1991年にはHAL研究所がファミコンソフト『メタルスレイダーグローリー』というSFアドベンチャーゲームを発売しています。
こちらは漫画家☆よしみのる氏によってデザインされた美少女たちがファミコンとは思えない高度なグラフィック表現で表現されており、
後の任天堂社長となった故岩田聡氏の代表作の一つでもあります。
そしてSFC時代に移り、より高精細になった画像を生かして様々な美少女ゲームが発売されました。
任天堂が発売したもので言えば『パネルでポン』がその中の一つですね。
ひらひらスカートの妖精少女たちが登場するパネポンはパズルゲームの名作として名高い作品ですが、任天堂のゲームにしては
女の子推しが強すぎたのか、その後の海外展開の際に『ヨッシーのパネポン』としてキャラクターを置き換えて発売されています。
また、『美少女雀士スーチーパイ』『SUPERヴァリアブルジオ』等はPCで発売されていた18禁ゲームを輸入した作品もこの辺りから登場します。
数こそそこまで多くないにしろこうして着々とSFCに美少女ゲームが増えていく流れの中で、ゲーム業界に大きな変化が起きます。
SONYのPlaystationとSEGAのセガサターンという新ハードの登場により、それまで任天堂1強だった家庭用ゲーム機の勢力図が
一気に書き換えられました。
SFCを遊んでいた小学生たちは中学生になり、PSもしくはサターンへと次々と移っていきます。
任天堂がそれらに遅れて次世代機64を出すころには「任天堂ハードは小学生が遊ぶゲーム機」というイメージが根付いてしまっており、
時すでに遅しでした。
当時は任天堂の規制が厳しかったことでも有名でソフトメーカーもセクシャルな表現を控えざるを得なかったという話もありますし、
子供をターゲットにせざるを得ない64の市場では美少女ゲームの展開が非常に難しい状況になっていったわけですね。
逆にSFCで育った子供たちや大人のライトゲーマーを獲得し破竹の勢いに乗ったSONYのPSではコナミの『ときめきメモリアル』が
大ヒットし、美少女ゲームというジャンルが一躍脚光を浴びる時代が来ます。
ときメモは主人公の育成や豊富なイベントなど豊富な遊びが詰め込まれ、コマンド式アドベンチャータイプの美少女ゲームを
より豪華な恋愛シミュレーションへと進化をさせました。
一方でセガサターンもPSの勢いには及ばないもののマニア向けのハードとして粘り続けており、PSとの差別化として
脱衣マージャンなどよりセクシー表現が過激なゲームやPCの18禁アドベンチャーゲームの移植誘致を積極的に進めていきました。
こうして任天堂1強時代の終わりとともに任天堂の据置ゲーム機から美少女ゲームは去り、PSやサターンなど任天堂以外の
据置ゲーム機に根付いていく事になります。
・任天堂携帯ハードの美少女ゲームの歴史
では、据置ではなく携帯ゲーム機などはどうだったのかというと、こちらは据置機以上に小学生辺りの子供をターゲットにした市場で
あったり、携帯ゲーム機の性能では美少女ゲームユーザーを満足させる映像や音声が表現できないというところからもなかなか
根付きづらい環境にありました。
しかし、Nintendo DSの登場によりそれが大きく覆されることになります
DSはダブルスクリーンで下部の画面はタッチパネルとして触って遊ぶことができるゲーム機で、この機能を活用したコナミの
美少女ゲーム『ラブプラス』は美少女ゲームの大きなターニングポイントとなった作品です。
それまで画面の向こうのキャラクターに対してコマンドなどゲーム内での間接的な接触しかできなかったのが、ラブプラスが
DSのタッチペンでを使ってキャラクターへの直接的な接触を可能にしたことで美少女ゲームが更なるステップへと進みはじめます。
マイクを使って話しかけるなどより”自分のカノジョ感”を演出したラブプラスは大ヒットし、新しいヴァーチャル恋愛として楽しむ
ユーザーの姿もTVメディアで報道されるなど大きな話題にもなりました。
この頃には携帯ゲーム機の性能も上がってきて描画やボイス対応も美少女ゲーマーが満足できるレベルまで高まっていましたし、
携帯画面で隠れてこっそり遊びたいというニーズやいつでも自分の好きな場所で好きなキャラクターと会いたいというニーズを
掘り起こしたことで、据置ではなく携帯ゲーム機に美少女ゲームのユーザーの関心が移っていく事になります。
DSには他にも『アイドルマスター』や『ルーンファクトリー』、『サモンナイト』等の美少女とのコミュニケーションを大々的に取り扱った
ゲームが色々発売されていきます。
そして次世代機の3DSでもその流れは続いていき、『Newラブプラス』や『ルーンファクトリー4』等のシリーズ作だけでなく、3Dの
立体表現を生かす美少女ゲームの新規IPとしてマーベラスかの『閃乱カグラシリーズ』が誕生します。
この閃乱カグラは美少女の服が破れて肌を露出する姿や更衣室を立体視でのぞき見するようなシステムがあったりと、これまでの
タッチペンでキスをする程度のラブプラス達が可愛く見えるほど過激なエロ推しのゲームです。
以前はかなり厳しいと言われていた任天堂の規制がいつの間にかこの辺りですでに緩くなっていたことが分かります。
しかしこうしてラブプラス、閃乱カグラと美少女ゲームが任天堂の携帯機で発売される一方、それ以上に同ジャンルで充実していた
のがPSPやその後継機PS VITAです。
元々PS据置ハードで美少女ゲームを出していたメーカーがPS2からの移行先としてPSPに次々とゲームを出し始め、PSP後期には
すさまじい数のソフトがリリースされることとなりました。
特にPS VITAは高画質の携帯ゲーム機という事だけでなく、DSのように液晶画面にタッチパネルを採用したことでより過激な
ゲームが登場しており、美少女ゲーマーたちに強烈なアピールを仕掛けていきます。
このブログで画像を掲載するのも気が引けるような裸に近いぼかしの入ったキャラクターをタッチして反応を楽しむもの等も
出てきており、もはやアダルトゲームとの境界線があいまいになったゲームが沢山発売されていますね。
より選択肢も豊富でより過激な美少女ゲームが集まっているハードとやはりそういった嗜好を持つユーザーもVITAに集まるわけでして、
3DSで生まれた閃乱カグラもVITA発売後にすぐ軸足を移したとことなどもありVITAに続々と美少女ゲームを愛好するプレイヤーが
集まっていきます。
逆に3DSは『ポケモン』や『妖怪ウォッチ』、『モンハン』等の大作ソフトを積極的にアピールすることで人気がそこに集中していき、
美少女ゲームの存在がかなり薄くなっていきました。
分かり易く言うと大衆のカジュアルゲーマー向けは3DSで、美少女ゲームのようないわゆるオタクゲーマー向けはVITAでという
すみわけが完全に出来上がってしまったのですね。
このようにして据置だけでなく携帯機でも任天堂ハードは美少女ゲームとそれを愛好するユーザーとの溝ができてしまい
「美少女ゲームを遊ぶならPSハード」という環境でSwitchは生まれることになります。
美少女ゲームが根付いたVITAも寿命が近づき、次のハードに移る必要に迫られました。
第一候補として挙がったのはやはり同じPSプラットフォームのPS4です。
PS4とPS VITAはSIEの用意したライブラリなどでマルチプラットフォームでの開発がしやすい環境になっていたので、PS4とVITAの
同時発売やVITAからPS4へ移植するなどしてユーザーの移行を各メーカーが次々と進めていきます。
しかし、思った以上にVITAに残るユーザーが多くなかなか移行がスムーズにいきません
PS4の時代に入るとスマホやタブレットを持っている人が急増し、それと合わせて自室にTVのない人たちも日に日に増加していきました。
TVやモニターが必要なPS4でプライベートで周りに知られたくないという側面のある美少女ゲームを遊ぶにはやはり厳しいものがあります。
中には『アイドルマスター』の様にスマホの市場へ移行していくゲームもありましたが、スマホのゲーム市場は基本無料の運営型が
主流ですし、広告戦略など資金力がものを言います。
美少女ゲームを扱っている多くの中小メーカーにはスマホ市場への移行もかなり厳しい挑戦なのです。
そうこうしているうちに移行を押し進められず、いよいよVITAも末期に近い…というタイミングで任天堂の最新機種である
Nintendo Switchが登場します。
VITAも3DSも後継機の話が全く出てこない中に登場したSwitchはVITAよりもより高精細で大きな画面を持った携帯ハードとしても
使用できるため、携帯ゲーム機市場の移行先として注目されます。
しかもSwitchはこれまでの任天堂のハードとは大きく思想を変えて作られていました。
それまで任天堂ハードはソフトを開発するために高価な開発機が必要であったり、他のメーカーのハードとは明らかに低い解像度や
二画面やリモコンといった独自性の強いハードであった為、他のハードよりも参入障壁が高かったと言われています。
任天堂はそれを見直し多くの開発者が開発しやすいゲーム機へと進化させるだけでなく、WiiUや3DSでリリースが激減したソフトメーカーを
再び呼び戻そうと大手だけでなく中小メーカーやインディーズの開発者たちに参入を積極的に呼びかけたことで、Switchへの
シフト開発を進めるメーカが次々と現れます。
その中には例えばアトリエシリーズのガストや様々な美少女ゲームを手掛けるD3パブリッシャーなどこれまで任天堂ハードでは
あまりソフトをリリースしてこなかったメーカーも積極的にSwitchへゲームを投入することになり、現在ではかなりの数の
美少女ゲームを抱えるようになりました。
このように美少女ゲームが増えていく中で「任天堂は美少女ゲームに対して寛容になった」という声も良く耳にしますが、それは
「任天堂が子供やファミリーからのイメージを考えて美少女ゲームを避けている」というイメージが生んだものであって実際は
そうではなかったことを歴史が証明しています。
ファミコンの中山美穂の~からはじまり最近の『ファイアーエムブレムシリーズ』でも多数登場する美少女キャラクターと
スキンシップを図ったりもできます。
他にもコーエーテクモと共同開発したWii/WiiUの『零シリーズ』ではPS2の時代よりもより過激でセクシーなコスチュームを美少女の
主人公に用意していたり…
他社に寛容どころか寧ろ最近では任天堂自身が率先して美少女押しをしてきています。
そういえば、2017年12月に発売した『ゼノブレイド2』のセクシャルな格好をした美少女ヒロインたちも話題になりましたね。
どうしても『ポケモン』や『カービィ』のようなイメージの方が強いので仕方がない事なのですが、美少女ゲームに対して抵抗が
あるというのは実のところ周りが作り上げたイメージだったのではないでしょうか。
寧ろ逆にSONYの方がそういった面での規制は厳しくて、任天堂ハードとのマルチタイトルでも服の生地の面積を増やしたりと手が
加えられていたりします。
特に今年に入ってPS事業を担うSIEの権限お多くが北米へ移管されたことでセクシャルな表現への規制関係がかなり厳しくなったと
言われています。
Q.なぜ北米では美少女の性的表現が厳しいのか?
北米では未成年の性的被害を懸念してゲームやアニメ上で子供の性的な表現を用いることがタブーとされています。日本のゲームの
美少女キャラクターは欧米人から見て幼く見え、20歳を超える設定だとしても規制の対象になりうるという事が多々あるようです。
これについてはSONYだけでなく、任天堂も同様でFEのキャラクター衣装の露出度を減らすなど地域に合わせた対応をしています。
最近も『ノラと皇女と野良猫ハート』というゲームで謎の光でキャラクターの身体を隠した強引な規制がSNSで話題になり、
IGN JAPANでもSIEの強化された規制についての記事が取り上げられています。
これに対する理由の考察が記事中にも記載されていますが、SIE側がソフトメーカーに対して急な規制の舵取りを行ったためこのような
やっつけに近い強引な手法が用いられた可能性が高いとされています。
あまりにも早急で厳しすぎる規制は美少女ゲームを作るメーカーにとってもそうですが、ユーザーにとっても不満を抱かせる理由に
なりかねません。
幸いSwitchのゲームにはまだこのような規制は敷かれておりませんので、今後PS4で美少女ゲームを遊んでいたユーザーや
VITAから次のハードへ移行していない人たちがこの規制の差を見てSwitchに移っていくのかいかないのか…
これから美少女ゲームメーカーにとっても注目のポイントになっていくでしょう。
■Switchにリリース予定の美少女ゲーム注目タイトル
2018/12/13 PEACH BALL 閃乱カグラ
2019年予定 『オメガラビリンス ライフ』
2019年予定 ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX
2019年予定 デッドオアアライブエクストリーム3
http://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1543023246/
ソニー規制あるし
PSは最初規制が強かったのが斜陽になってタイトル数稼ぎに使っただけ
今になって急にアメリカ規制になった
競合少ない上に販売実績も上々で安定のシリーズとなり得たものを・・・
ようしらんけどなんで続編出さないの?
まあスターデューあるからいらんけど
開発のネバーランドカンパニー潰れた
そうなんか
そりゃ勿体ないね
うん
売上好調に見えても開発会社はいつ潰れるか分からないって事例が出来ちゃったからホント油断ならないよ
スマホゲーの開発がポシャって潰れたと聞いたけど、そうならマジでもったいないよね
それから卒業や同級生が出て揃ってPCEへ移植って流れ
VITAが死んでSIEが携帯機捨てたからサードがswitchがVITAユーザーを取り込めると思ってんだろ
PSPからはある程度移ってくれたがやっぱ携帯機需要だから
わざわざ携帯機買ってまでゲームやる奴はカジュアル層にはいない
>>60
ソシャゲの単調さに嫌気さしただけのことで
ハイスペ据置買っていちいち場所に縛られんの嫌なんですよ
PCあれば据置要らないけど、スマホあっても携帯機が要るのは事実なの
だから俺の主観が世間だとわめいて携帯機潰したがるんでしょ
ギャルゲエロゲ乙女ゲーBLゲーを大画面モニターでやりたがる層もいない
ゼノブレイド2が見事にこの市場呼び込んだなきもちわるい
ポリコレエロガキは規制あっても任天堂だけは許せないって奴らだし
今後はCEROでもエロゲーもどきのパンツゲーは厳しくなってくんじゃないかな
コメント
これ書いた人、いちおう自分で調べたんだろうけどいろいろ間違えてるし、たぶん当時を生きた人じゃないな。記者は20代だろう。
ハナから萌えゲーてんこ盛りだったps4はどうなんだろうな。
きもちわるい。
Vitaが死んだ
PS4の独自規制がひどい
たったこれだけで済む話じゃねえかよ
読み飛ばしたけど、最初サターンがエロ解禁した時世論誘導してそれ潰したのがどこぞのPSW。
後のDCや360等ギャルゲ移植が出る都度パンツパンツとこれを叩いた。
ところがPSPやPS3から状況が一変。
UMDがPCの汎用企画として失敗し、PSP独占メディアとなった為、エロUMDを要するPSPが最強エロハードとなった。
エロゲの移植数でも末期はPS3が360を超え、今まで投げたブーメランが全部PSWにぶっ刺さり出した。
その流れはVITAやPS4にも引き継がれ今に至るが、ここにきてVITAの撤退と身売り前のPS4エロ規制が始まり、switchにその手のメーカーが流れてきた。
それでもPS4マルチが大半で独占に至ってもPS4の方が多いが、ゴキブリはその辺を無視し任天堂に全部擦り付けようと頑張ってるだけ。
何か思いっきり歴史改変しまくりじゃねーかよ、このアホ記者。少しはゲームの歴史に触れる記事を書くなら、きちんと時代を調べてから書けや。
別に昔から任天堂は変な規制とか全くかけた試しなんぞは一切ないし、GBA時代辺りには普通にPC出身のPIAキャロみたいな移植物も含めてサードパーティー製のギャルゲーは普通に存在している。
あと、カグラはあれ、確かに最初に出たのは3DSからなのは確かなんだが、衣装破れても水着止まりで留めてたし、あれ本当にマッパになったりするのって、vitaに移ってからだった筈だろうに。
だって歪曲民国だもの
>ゼノブレイド2が見事にこの市場呼び込んだなきもちわるい
過去の自分たちにきもちわるいとかよく云うよなwそこまで頭が回ってないんだな可愛そ
何時でも
何処でも
ゼノコンプ
この規制で掌返さん奴はなかなか宗教だな
2年ぐらい規制が続いてまだ掌返さなかったら少し褒めてやろう