十三機兵防衛圏をおすすめする理由5つ
十三機兵防衛圏は2019年に発売されたPlayStation4用のゲームソフトです。
発売前から長時間プレイできる体験版を配信していたことから注目を集め、発売するや否やたちまち話題を呼びました。
また十三機兵防衛圏を開発したヴァニラウェアはドラゴンズクラウンや朧村正など人気作品を生み出してきた実績があります。
そのヴァニラウェアの最新作としても発売前から多くの注目を集めていました。
一時は品薄になるほど好評を博し、現在でも多くのファンを抱えているこのゲームを未だプレイしていない方へ向け、今回はその魅力を挙げていきます。
■おすすめする理由1 壮大なストーリー
十三機兵防衛圏を語るうえで外せないのがストーリーでしょう。
舞台は1980年代の日本、この世界では怪獣が突如出現し、世界を滅ぼそうとしています。
その危機に対し13人の少年少女が大型ロボット兵器へ乗り込み、世界の危機へ立ち向かっていきます。
そのように十三機兵防衛圏はセカイ系を踏襲したストーリーとなっていますが、一筋縄ではいかないのがこのゲームの魅力です。
登場する13人の少年少女それぞれの視点から見るストーリーは初めこそバラバラですが、紡がれていくにつれ相互が組み合わさり、思いもよらなかった視点が加わり、ダイナミックに展開していきます。
またパートが3つに分かれていることも特筆すべき特徴でしょう。
パートによって太平洋戦争末期であったり近未来であったりと時代が変化し、各々の時代にてストーリーが進んでいきます。
縦に横にと交差していくエピソードたちの層はこれまでにはない感覚をプレイヤーに与えます。
■おすすめする理由2 多種多様なキャラクター
十三機兵防衛圏には実に13人もの主人公が登場します。
オカルトマニアや昔気質な不良少年、または寡黙な少女など各々が特徴的であるため、プレイヤーが共感できるキャラクターもいるでしょう。
主人公たちの見た目もブルマや学生帽、または包帯巻きなど多種多様であるため、それぞれに愛着が湧きます。
しかし主人公たちの魅力は属性や格好だけではありません。
各々の境遇や生きる時代から異なるため、主人公たちの視点から紡がれていくストーリーもさまざまな形で展開されます。
ホラーミステリーやタイムループSF、あるいは甘酸っぱいジュブナイルなど、一本のゲーム内にさまざまな要素が積み込まれており、十三機兵防衛圏が持つ重厚さとなっています。
■おすすめする理由3 美しいグラフィック
開発元のヴァニラウェアは映像が美しいことで有名です。
映画や絵本を連想させる美しさは十三機兵防衛圏でも遺憾なく発揮されています。
また背景となる場所も寂れて久しい廃工場、夕日が鋭く刺す教室、逆光で黒く塗りつぶされたビルなど、どれもが見る者の感性をくすぐるものです。
どことなく懐かしさをおぼえつつ、しかしそこは怪獣がすべてを崩そうとしている世界に魅了されたプレイヤーは少なくありません。
そのような世界を、現在では珍しく3Dを使わずに2Dにて描写されています。
美しい世界の中で懸命に生きている主人公たちの動きも注目です。
2Dで描かれたキャラクターの動きも精巧に描写されており、細部を注目すればするほど発見があります。
画面のカメラワークといった演出も練られており、「神は細部に宿る」という言葉が適していることをプレイすれば納得できるでしょう。
■おすすめする理由4 豊富なサウンド
十三機兵防衛圏は音楽面も注目に値します。
サウンドディレクターである崎元仁はこれまでに戦場のヴァルキュリアシリーズやファイナルファンタジーⅫ、さらには旧約・女神転生など数々の有名作品にて腕を振るってきた実力者です。
崎元仁によるサウンドは時にテクノミュージック風、またある場面では懐かしさを浮かび上がらせる優しい調べと七変化し、十三機兵防衛圏の世界観を支えています。
また効果音も作り込まれており、プレイするほどに魅了されていきます。
■おすすめする理由5 操作性に優れている
どれだけ作り込まれていたとしても、操作性に欠けていたらゲームの魅力は削がれてしまうでしょう。
十三機兵防衛圏はこれまで述べたよう非常に作り込まれていながらも、遊びやすさにもしっかりと重きを置かれています。
UIは細部まで作り込まれており、画面が非常に見やすいです。
また動作もサクサクしており、加えロード回数も少ないためプレイ時にストレスを感じません。
一つひとつの台詞やボイスも短めで、テンポの良さが十三機兵防衛圏の魅力を倍増させています。
またエピソード自体も一つ10分程度、バトルパートにいたっては数分で終了する手軽さも嬉しいところです。
エピソードの一つひとつは短いもののそれらが複雑に絡み合っているため、物足りなさを感じることはありません。
■ぜひ十三機兵防衛圏をプレイしてみてください
発売してしばらく経った現在においてもなお、十三機兵防衛圏が起こす熱狂は覚めません。
さまざまな魅力を持っている十三機兵防衛圏はこれまでに多くのゲームをプレイしてきた方はもちろんのこと、まだあまりプレイしたことがない方にも十分におすすめできる作品といえるでしょう。
管理人はまだやってないけどねw