できれば新しい携帯ゲーム機も誕生してほしい
BY 馬淵寛昭 – 2019年5月4日16:01
PlayStation Vitaは、2011年11月に行われたPlayStation Meeting 2011において、次世代携帯型エンタテインメントシステム「Next Generation Portable(通称、NGP)」として発表されて表舞台に姿を現した。
それから約8年の月日のなかでPlayStationプラットフォームを代表するような名作や問題作も生み出されてきたが、2019年3月1日に公式サイトで出荷完了となったことが明かされた。
VitaはPSPの後継機として誕生したが、その役割はPS3やPS4ではカバーできないユーザー層を補完するためであり、PlayStationプラットフォームを下支えするものだった。
世界的に見るとあまり大成功したとは言えなかったが、国内のゲームファンからすると重要なプラットフォームとして一時代を築いたのは間違いないだろう。
http://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1556966343/
ゲハでも多くの傑作が生まれた迷機
カプコン絶許はもはやレジェンド
そのカプ許も死語化して悲しいんじゃ
PlayStation Vitaのこれまで
初期モデルでは、当時としてはまだ珍しかった有機ELディスプレイを搭載。
さらにPS4とのマルチプラットフォームもカバーできる贅沢なハードスペックも加わり、携帯機とは思えない美しい映像美を実現した。
後継モデルでは液晶モニターに切り替えられてしまったが、当時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。
機能面では、PSPで要望の多かった右スティックや、ジャイロ、タッチパネル、背面タッチなどを装備。秀でた個性はなかったが、堅実な作りで遊びの幅も広がった名機と言えるだろう。
ハードとしての個性には欠けたが、高いスペックでPS4とのマルチ展開したタイトルも数多くリリースされた。
ハードウェアとしての底力はVitaのプラットフォームを2019年まで支え続けたものの、ソフトウェアに目を向けるとなかなかそうもいかない……。
本来Vitaというプラットフォームにいちばん力を注ぐべきソニーは、比較的早い段階でPS4へとシフトしてしまい、終盤も国内で大ヒットした『Minecraft』に多少力を入れた程度だった。
ソニーが早々に見切りをつけるほどハードの普及につまずいた原因は、モバイル端末市場全体の転換期にぶち当たってしまったことが大きい。
Vitaが発売された2011年といえば、ソフトバンクに続きauがiPhoneの販売を開始した年だ。
2013年にはドコモも追随したことでスマートフォン市場がさらに活性化し、スマートフォンと携帯電話の利用率が逆転した時期でもある。
物理的なボタンなどを除けば、仕様的にはVitaとスマートフォンに大きな違いはない。
Vitaでしか味わえないコンテンツを早い段階でソニー自身が形作れなかったことは、性能面を売りにしていたVitaにとって、スマートフォンの普及が3DSよりクリティカルに影響してしまった。
背面タッチなど、搭載したものの活かすのが難しかった機能も多い。普及を鈍らせる原因となったのが3G/Wi-Fiモデルだ。
3G/Wi-Fiモデルの通信機能やGPS機能は、新時代の携帯機として新しいゲームやサービスの到来を予見させるものだった。
しかし初期モデルの2万9980円(税込)というハードコストの高さがケチのつき始めで、通信プランの複雑さや通信コストの高さの複合技で、普及の妨げになってしまった。
これはVitaプラットフォームの全体にも響く結果となり、どことなく早すぎたドリームキャストの通信モデムを思い起こさせる。
のちに発売されたVita TVも、少なからずVitaというプラットフォームに混乱をもたらした。
「PSP-2000」からPSPにモニターへの映像出力機能が搭載されるようになったが、後継機であるVitaにはなぜか搭載されなかった。
それを補う形で発売されたのがこのVita TVだったが、遊べないVitaタイトルも多数存在した。
Vita TV販売前のタイトルや、タッチ操作やジャイロ操作を駆使するタイトルであれば、Vita TVで遊べないことは承知できる。
ただ『聖剣伝説2 SECRET of MANA』など、そういった特殊な操作を用いないタイトルでも対応しない場合があったことは残念だった。
そしてもっともVitaに影響を与えたことと言えば、「モンスターハンター」シリーズの最新作を呼び込めなかったことだろう。
パーティー機能など、携帯機ながら据え置き機なみのオンラインマルチプレイ機能を搭載し、受け入れ体制は万全だった。
だが蓋を開けてみると、PSPを牽引した最大の功労者と言えるモンハンのナンバリングの呼び込みは叶わなかった。これにはPSPから続く多くのファンを落胆させたことだろう。
落胆といえばPSPとの互換性が完全ではなかったこともファンを動揺させた。
UMDメディアを持っていれば、大幅な割引価格でDL版を購入できるサービス「UMDパスポート」があったとはいえ、ソフト資産の移行に追加の費用が発生した。
これだけマイナス要因が重なった状況で大成しろという方が無理な話だが、そのような状況に陥っても共闘ブームを生み出すなど、一定の功績を残せたことはPlayStationプラットフォームの底力を示したと言えるだろう。
>>2
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> 物理的なボタンなどを除けば、仕様的にはVitaとスマートフォンに大きな違いはない。
> Vitaでしか味わえないコンテンツを早い段階でソニー自身が形作れなかったことは、性能面を売りにしていたVitaにとって、スマートフォンの普及が3DSよりクリティカルに影響してしまった。
>
PS5はPCとどう差別化すんの?
ゲーミングPCなんて全く普及してないから差別化の必要すらない
むしろ安い簡易ゲーミングPCでいい
PS4でしか遊べないソフトがあるやん
その路線やろ
記憶に残ったVitaのソフトウェアラインアップ
Vitaでは数多くの名作タイトルが発売されてきたが、それらをすべて紹介するわけにはいかないので、個人的に印象に残ったタイトルに絞って紹介したい。
まずいちばん最初に筆者の心を掴んだのが『みんなのGOLF 6』だった。
PS3版とともに購入し、いつでもどこでも遊べる「みんゴル」として、そして意外と楽しいARモードが今後のゲームを変えてくれるかもしれないとワクワクさせてくれたものだ。
ソニーは多くのIPを抱えているので、実験的でもキャラクターゲームにしていればもっと注目を浴びていたであろうプロジェクトは多く、ARにもそれは当てはまるだろう。
しかし良くも悪くも必要以上にソニーは自社IPを使い回そうとはせず、試験的なARゲームが配信されるばかりだった。
のちに『Miku Miku Hockey 2.0』をリリースして話題にもなったが、タイミングとしてはあまりに遅かった。
Vitaに搭載された機能面で考えた場合、特に優れていたのが『GRAVITY DAZE/重力的眩暈: 上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』と『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』の2本だ。
GRAVITY DAZEは自由自在に空を舞って、派手なアクションを繰り出すのが気持ちいアクションアドベンチャーだ。
上にも下にもあらゆる方向へ飛ぶゲームなので、激しい操作になると、スティックだけでは激しい視線操作で混乱しがちだった。
しかしVitaでは、ジャイロ操作時に頭も一緒に動かすとバーチャル空間をのぞき込むような形になるため、どんなに激しく動かしても空間把握や細かい狙いも容易だった。
続編はPS4で発売されることになったが、システム的な完成度で言えばVita版のほうがはるかに高かったと思う。
そして背面タッチ、マイク、カメラに至るまで、あらゆる機能を使い切ったようなタイトルが『Tearaway ~はがれた世界の大冒険~』だ。
背面をタッチしたときの「指がVita本体を突き抜けたような演出」は、これまでにない斬新なプレイ感覚を提供して楽しませてくれた。
また、Vitaの機能を活かしたものとは少し違うが、『シェルノサージュ ~失われた星に捧ぐ詩~』のような意欲作も登場した。
ゲーム内の世界はVitaを通してこちらと繋がっているという設定で、その世界に住むシオンとコミニュケーションをしながら、彼女の失われた記憶を取り戻していく。
毎日ちょこっと起動し、ちょこっと触れ合いながら親睦を深めていくうちに、いつしかシオンに対して強烈な感情移入が芽生える中毒性の高い作品だった。
オンライン専用タイトルの通常版とDLCセット版、全DLCがセットになり自分のペースでプレイできるオフライン版がある。
Vitaというプラットフォームを思い浮かべたときに思い出すのは、『討鬼伝』、『SOUL SACRIFICE』、『フリーダムウォーズ』といった共闘ゲームのブレイクだろう。
元々は『モンスターハンター』から始まったとも言えるジャンルだが、「共闘ゲーム」と銘打って多くのタイトルが生み出されたのはちょうどこの頃だ。
個人的には鬼と戦う『討鬼伝』と、巨人と戦う『ラグナロク オデッセイ』の各シリーズがお気に入りだった。
「ラグナロク オデッセイ」シリーズは作り込みの甘さにかなり目をつぶる必要があるものの、独特のスピード感や空中バトルなどが楽しかった。
こうした共闘ゲームが生まれた背景には、携帯機でも据え置き機に負けないほど充実したネットワーク機能が搭載されたことがあるだろう。
次の携帯機はあるのか?そしてひとまずお疲れ様
こうして思い起こすとVitaはかなり山あり谷ありのハードで、普及の伸び悩み感があったのも事実だ。
それでもPS3やPS4では補えないユーザー層をカバーしてきた意義は大きく、当然ソニーによる次世代携帯ゲーム機の登場を望む声は大きいはずだ。
筆者も当然そのひとりなのだが、おそらくよほどのことがない限りソニーが携帯ゲーム機を出すことはないだろう。
現実的な話をすると、ソニーはフォワードワークスを設立してモバイル事業をスマートデバイス向けにシフトしたように見える。
加えてPS4とPS VRを抱えており、すでに2つのプラットフォームを抱えているといっても差し支えない状況にある。
さらに次世代ゲーム機の情報も出始めており、仮に今後携帯ゲーム機が登場したとしても、今のソニーに携帯ゲーム機向けのソフトを開発するリソースが残っているようには思えない。
また、「今の状況で携帯ゲーム機を作るなら?」といろいろなパターンを考えてみてもどれも決め手に欠けるように思う。
携帯ゲーム機の再挑戦を難しくしているのは、今や無視できなくなったスマートフォン市場だ。
その保有率は、総務省の「平成29年通信利用動向調査報告書」によると、6~12歳でこそ30.3%だが、13~19歳になると79.5%と一気に増え、20~29歳では94.5%にもなる。
この強烈な市場と張り合うには途方もないパワーが必要だ。
もし可能性が残されているにしても、あと5~10年後ぐらいに「PSP mini」や「Vita mini」を発売するぐらいだろうか。あれ以上小型化されても遊ぶのに苦労するので困るところだが……。
とりあえず今は、Vita(ソニーの携帯ゲーム事業)にお疲れ様と、ねぎらいの言葉を送るとしよう。
フリーダムウォーズ、ソウルサクリファイスデルタ
聞いたことすらない
多分名前だけ見た感じ陰キャゲーだろうな
VitaTVを買おうか本気で検討する程度には心を揺さぶられた
俺を思いとどまらせたのはSIEがVitaを終了させるという噂とSwitchがVitaの上位互換であること
長時間プレイしても疲れない2000一択です。
やはり軽さは神。
>>16
両方持ってるが2000の方が扱いやすい
画面だけなら1000
それ以外のマイクロUSBケーブル、スタートセレクト、重量なら2000
PSPで一時共闘ブームはあってVITAはそれをリバイバルさせようとしたが
ベースとなるモンハンに逃げられて失敗したってイメージだな
P4Gが無ければそこで即死だったかもしれん
サードからはソフトを大量に出して貰ったのにPS3に続いて大失敗した歴史的ハードだな
ソフトがあるのに売れない
それがPSハード、客層がおかしな事になってる証拠
ショボいサードソフト数多くても意味ないってことだな
キラーソフトでないと。
>>43
ソフトが沢山あること自体はいいことだと思うけどね。
まあ大半がギャルゲー、乙女ゲーで、多様性がなければ意味はないが。
それはそうだけどね。
ハード売れなくて次世代だせず撤退だからなあ。
やはりキラーソフトで普及させるのが大事ね
そう考えると、キラーソフトを自社で複数持ってる任天堂ってやっぱスゲーな。
かつてないほどネガキャンされたハードでもある
…え?
まぁとんでもない逆鞘だったPSPに比べると致命傷で済んだ感はある
国内は贔屓目にみてトントンだろ。
どこがトントンだよ国内でもPSPの1/4しか売れてないのに
ヒント「贔屓目に見て」
高い勉強代だな
>>63
捏造ではなくそれが生産出荷という仕組みだよ
最後にはここまで売れるという数字を
今売れてるように出す
計画変更して途中で諦めれば
その時の数字で確定する
壊れやすさに定評のあるSONY製だからね
今買わねー馬鹿がいるかよ!
ソーレソレソレ!
PSを買う良いキカイダー!
今思うとCMの勢いだけは凄かった
https://www.youtube.com/watch?v=qPvLl0jElSk
お、大人だー!も追加しよう
今のポリコレソニーからは想像できない下品な広告だったし
2016年売上1位 Minecraft: PlayStation Vita Edition 39.8万本
2017年売上1位 Minecraft: PlayStation Vita Edition 17.2万本
今更欲しいんだよな、アーカイブ機として
ゲオがセールで中古9999円、新品なら少し割高にされて25000円(どちらも2000番代)
どうしようかねぇ
そのうちワゴンに放出されるし待つのが正解
討鬼伝はコーエーだし売れるかどうかはともかくマルチで出すでしょ
有名IPだからってのもあるけどライトユーザーの多い進撃2はSwitchが一番売れたし
コメント
真っ先にvitaから逃げ出したのがファーストなのがね
こんなん死体蹴りだろ
とりあえず記事の地雷ゲームばっかり自己紹介の有り様見るだけで噴くからやめーや。
まあ、DAZE挙げて、摩訶不思議な日本ゲーム大賞受賞の前科がある奴と、他のメーカーの開発者自らこんなオンラインゲームの管理なんて、普通にあり得ないレベルって言われるレベルで呆れられたシェルノを名指しで出してあげるのは、流石に辞めて差し上げろ。
あの辺色々と曰くありすぎて歴史から消さなきゃいけないレベルだろうに。
いまだに「ゲーミングPCなんてまったく普及してないから」とか呪文唱えてる・・