巨額のコストと“枯れた技術”
テクノロジーの発展と共に、ゲームの表現は高度に多様になってきた。その結果、膨れ上がったのがゲームの開発コストだ。そのなかでゲーム会社は、新たなビジネスモデルや技術、そして複雑性に逆行するレトロなゲームを生み出し、ゲーマーたちに届けている。だが結局のところ、プレイヤーが求めていることはたったひとつなのだ。
156個のマルチフラッシュライトが明滅する。それに合わせて高速で連続撮影される603枚のRAW画像が、球状の構造物の中心にいる人間の小さなシワや赤みを帯びた皮膚を3Dデータ素材へと変換していく。日本のゲーム開発大手であるCygamesが導入したESPER製の巨大なフォトグラメトリー装置は、人間の顔をCGデータに変換する技術を格段に向上させた。
Cygamesは2014年に家庭用ゲーム機市場への参入を発表して以来、モーションキャプチャー用のスタジオや録音用のスタジオといった開発環境に積極的に投資している。18年にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が開催した新作タイトルの紹介イヴェント「PlayStation® LineUp Tour」では「Project Awakening」を披露し、独自のゲームエンジンで動く精巧なキャラクターや流麗なプレイ動画によって、AAAタイトルの開発力を世間に知らしめた。
ゲーム制作は金がかかる
ゲームは総合芸術である。
その意味するところは、ゲームとはプログラム、グラフィック、ユーザーインターフェース(UI)、
音楽、物語といった多様な要素を含んだコンテンツであるということだ。
そして AAAタイトルを目指しすべての要素について妥協なく、最高峰のコンテンツをつくりあげるには、
途方もないリソースを投じなければならない。つまり、金がかかる。
2000年代初頭にはゲーム1本あたりの開発費は2億~3億円、大型タイトルでも十数億円という規模だった。しかし、
家庭用ゲーム機やPC、スマートフォンの高性能化に伴ってゲームの表現の幅が広がると、1本あたりの開発費は高騰した。
CD Projektがリリースした「Cyberpunk 2077」の開発費は1億2,100万ドル(約132億円)、
マーケティングに要したコストを含めると総コストは3億3,000万ドル(約360億円)と言われている。
https://wired.jp/series/game-business-battle-royale/the-aaa-model-006/
ゲームの制作コストは高くなりすぎた。映画『クレオパトラ』の法外な制作費が20世紀フォックス映画(現20世紀スタジオ)を倒産の危機へと陥れたように、
コストがゲーム企業の経営を圧迫し続けているのだ。かつてSIEワールドワイド・スタジオを率いたショーン・ライデンは、
高騰する制作費の上に成り立つゲーム業界のビジネスモデルは持続可能ではない、と警告している。
テクノロジーの進化に伴い、ゲームの表現の幅は広がった。より美しいグラフィック、リアルな物理表現、多彩なカスタマイズ性。
開発者がハードウェアの限界に挑むようなハイクオリティーなコンテンツを制作すればするほどコストはかさみ、損益分岐点を上げてしまう。
100億円を超える制作費を回収するビジネスなど、ほとんどギャンブルにも等しい。
新作をつくらないという解決策
ゲーム企業はこのチキンレースから抜け出すために堅実なビジネスを編み出した。
新作ゲームをつくらずに、大ヒットしたタイトルをサーヴィスのように運営し続ければよいのだ。
追加ダウンロードコンテンツを売り、アイテム課金やシーズンパスといったマイクロトランザクションによって一度掴んだファンに金を払い続けてもらう。
そうすれば、損益分岐点におびえながらフランチャイズの新作リリース日を迎えなくてもよいわけだ。
定価は基本8000円以上
海外は定価は基本60ドル以下の不文律があるから海外のせい
>>6
FF7Rみたいに分割商法で実質値上げしてるんだよなぁ
DLC商法も実質値上げ
ゲームもどこかで進化終わる
だから任天堂はGCを最後に多様性にシフトしたんだがPSは未だにチキンレースしてるのは滑稽としか言えないな
PSなんてほぼ1万近い
でも、中古とかセールで2000〜3000円とかで買えるしね
そりゃ普通に買う人いなくなるわ
8,800円で売られる日本は硬直化してる
スロット麻雀競馬と萌え絵の融合が一番儲かる
ゲームも貧乏人向けのものを作ったら良いと思うの
基本無料ゲーじゃね
「日本人はソフト買わない」とか責めるからね
意味わからん
値段は上がってるよ
日本人が穴埋めに高く買ってくれるから
クオリティが上がってユーザーが納得するんならタダでも10万でも良いんだよ
結果それが出来るスマホゲーに日本の開発は流れてる
売り切り自体のビジネスモデルにユーザーも開発者も限界感じてるんだろうな
パーツ集めるだけでどうにかなる高性能ハードと
マンパワーで現実の模写をすれば豪華に見えるフォトリアルAAAゲーばかり推し進めてきたせい
金かかるの見えてるのに
これに同意しとく
胴元がアホやからマシなゲームが出せへん
無能を飼いすぎて給料だけ上がっちゃったんだろうな
グラフィックを上げると人件費がひたすらかかるからな
何故かPS信者はハードの性能が上がるだけでグラフィックが綺麗になると勘違いしてるが
身と心を捧ぐ大和撫子のサーヴィス
出しただけっていうけど
今までのユーザーニーズを残しつつ
時代やその時のハードに合わせた変化をしつつ
新しいユーザーを増やしていくって
尋常じゃないことだぞ
海外ファンには腰を低くして60ドルで買ってくださいって頭下げてる
そして日本人はケチだからソフト買わないと愚痴る
すごい状態だと思うんだ今の業界
先進国様には安売りして30年ゼロ成長で税金ばかり上がる衰退国叩きするんだから異常だよ
任天堂はクオリティを上げて十分な利益出せてるから
売上なんか関係ないと現在進行系で暴れてます
全部入りやりたきゃこれだけかかるぞと
コメント
あいつらは”本物”のゲームを提供したいらしいからそれで食えなくなっても本望だろ
あの界隈は仮にゲームが本物だったとしても客?が相応の対価を払わない偽物だからね
開発費が高騰しても30-0で売れないのハードが終わるだけで業界は終わらんよ?
サイパン、ANTHEM、RDR2、アベンジャーズ、etc.
金かけても必ずしもクオリティは上がってない
そもそもクオリティ上がってないんだよな
グラの予算だけは青天井だがそれは好みの領域であり絶対的なものではない
要するに「グラに逃げて手抜いてるからでしょ」以上のコメントは無い
>ゲームは総合芸術である。
商売と芸術の区別が付かなくなるとこうなっちゃうんだろうなって
売れない言い訳のための後付けだから
本当に芸術だとは思っちゃいないよ
言葉のマジックですな
90年代あたりのオンギ系ゲームライターがPS持ち上げる時に使ってた合言葉だぞ
電撃PSとかで頻発するやつ
写実を突き詰めた末にキュービスムヘ向かったピカソを知らないんだろうね。
写実だけが芸術じゃ無いってのはもうン十年前から分かっているのに。
売値に合わせて開発費を調整するのが常識だろ?
ファーストが普及のために採算度外視で開発費をつぎ込むのはあるだろうけど
組長が何年前から警鐘鳴らしてたと思ってる
ほんとそれ
20年前から衰退を示していた。暗にPS2をあげて。
経営者は将来的な展望を予測して会社の方針を明確に定め、当然その予測を当てることが仕事
誰にでも予想できること、短期的短絡的な判断、責任の所在を不明瞭にすること、これらは経営者ではなくただの会社員レベルでしかない
これか
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm11066073
でもSIEもオンギ開発者もファンボーイも高クオリティのグラを望んでるんだからwin-winだろ
経営者とユーザーが置いてきぼりなことなんて気にせず突き進め
崖の下まで
ずっとずっとPC並の上ばかりの夢を見てるからそうなる
こなれてきた環境で作れば言うほどあがりはしない、所謂枯れた技術の水平思考の技術版
まあ技術の向上に比例した水平であればいいけど
技術向上してもずっと同じ技術地点でごちゃごちゃやってるサードもいるがなw
任天堂みたいに身の丈にあった開発費で面白いゲームを作れるメーカーがあるからゲーム業界がこれで終わることは無いかと。
むしろps2からグラ以外進歩しないサードは商売出来なくなってきてるからそちらの未来は暗そうw
客に提示できる金額を考慮した上で、「遊び」を作り込んだ後の余力でグラを上げるもんな
そりゃ長く売れるよ
と言っても制作費の高騰と開発期間の長期化は任天堂も問題視してる
まあ大作一辺倒じゃないからまだマシだがね
中古市場が悪すぎる。
ダウンロード販売以外を禁止して、パッケージは別売りにしたらいい。ダウンロード先行で、パケとかグッズは後の方が売れると思う。
開発コストもある程度クラウドファンディング的にした方がいいだろ。作ってから売るってのはマーケティングも古い時代のもので、期待と金が集まってるものを作る方法と、作り手が従来の方法で売る方法、シリーズモノで分けるべき。サードが入りにくいのも分類分けが明確じゃないからだよ。
中古業者と和解して一定割合で利益をゲームメーカーに渡るようにする仕組みも提案されてたんだが、それを否定したのがソニーなんだよなあ
一方任天堂は、面白いゲームを作るのが一番の対策と言って実際そうなった
貧乏人に技術の安売りするからだろ、PSは既にゾンビに喰われた次はどこだろうね。
・二十一世紀のソフトに大容量はいらない。そんな人海戦術を要する仕事をしていたらソフト会社はみんな沈没する。
・大容量ゲームは駄目。こんなことをしていたら世界中のメーカーがつぶれてしまうだろう。重厚長大なゲームは飽きられている。
ゲームは常に新しい楽しさを開発し、ひたすら完成度を高めていくことが本質である。
組長が20年も前に言っていたのにケツに火が付くまで任天堂以外は方向転換しなかっただけだろ
開発費相応の値段付ければ?ってのが普通の回答なんだけど、あまりにも薄利多売やり過ぎてそのタイミングを完全に逸した
ソニーなんてセールにベスト版にフリプとソフトの価値を落とすことに熱心だし完全に自業自得
普通かかったコストの分だけ商品の価格は高く設定するべきものだが、欧米ではなぜかゲームソフトの価格設定に上限が設けられてるんだよね
それがそもそもおかしいわ
この記事も全滅論にしたいんだろうが、任天堂は方向性が違うし、既存サードが潰れてもインディーズの中には会社化したいところもあるだろうから、新陳代謝が起こるだけ。
もともとインディーズは会社設立してるぞ
「サービス」で日本語の辞書に載るくらい定着してるのに「サーヴィス」とオリジナリティ出したがる奴はどういう思考回路してるのかね
よく歴史の教授とかがやるな、それ
何のつもりかしらんがルォズヴェルトとかサラィエヴォとか
原語通りの発音にしたいなら原語で書けばいいだけの話なんだよな
物理エンジンのハボックをハヴォックだろ!とかドヤ顔で言ってそれならHavokの方がより正確だろとかそういう話
別にゲームに限った話じゃないけど、利益を得るためにどう作ればいいかなんて何処の企業でも常に考えなきゃいけないことだろ。
プレステ関係は何故か自称クリエイターな連中がガワだけ良くしたPS2時代のゲームを延々と売ってるけど。
終わってんはPSだけ
開発費がどうのよりも、SNSで人を失望させるようなゲーム業界人がいるのが問題ですよ。
高く売れるだけの価値があるなら相応の値段付けても普通に売れるのでは?
どうしても高く売れないなら開発費を抑えればいいだけ
時々、ゲームが売れないって消費者に向けて愚痴ってくるゲーム制作者もいるが、素直に潰れて良いよ。
やることをやらずに時代・時流について行けなくなったメーカーがつぶれるのは、自然の成り行きで仕方がない。
ゲームは好きだがゲーム自体が無くても人間は生きていけるし、潰れたところでそこの社員以外は誰も困らない。
開発費が上がる分、売る畑を広げてやらないPSが悪いだけなのでは?
マルチ展開にしてもPS5だけが足を引っ張っているのだし
PS5に突っ込んだあげく全世界でもハーフだったリターナルや発売前は蜜月アピールしてた■eは洒落になってないのに
別に任天堂じゃなくても最高益あげてるし何も終わってないぞ
カプコンとか
要は開発能力に見合ったクオリティで作ってるかどうかだよ
PSは投げ売りされないと売れないしフリプ待ちもいるからな。マジでやっていけんわなぁ