https://jp.gamesindustry.biz/article/2102/21022602/
次に,ソニーである。
注目のPS5は,450万台とPS4の初年度第3四半期と同じだったが,販売国数・地域を大幅に増やしたので,国別で見るとほとんどの地域でPS4を下回る出荷になったようだ。とくに日本は大きな市場にもかかわらず,出荷量が少なすぎるため一部店舗では大混乱を招いてしまった。日本ではPS4の発売が後回しになったこともあって,販売が低迷したことを反省し,今回は無理に他国と同発にしたと私は見ている。
販売国数を増やすのであれば,当然生産台数も増やすものと考えていたし,以前紹介したジム・ライアン氏のインタビューのコメントから見ても,もっと多いだろうと当初は予測していたので,大変失望した。
コロナ禍の現状では海外市場を直接調べることが難しいため,国内市場に限った話をすると,小売店が転売対策で厳しい抽選参加制限をかけたため,アーリアダプタ層が参加できる機会が少なくなってしまった。さらに出荷数が極めて少ないため,いくら抽選に申し込んでも当選できないという非常に厳しい状況にある。あまりにも当選しない現状に失望して,あきらめた人もいるだろう。
これは個人的な印象で確証を得たわけではないが,入手困難な製品については一般層のほうが,長く待っているようである。Switchは,アーリアダプタ層が比較的入手しやすかったが,PS5はジム・ライアン氏が手に入れづらいと公言してしまったことも影響してか,ほとんどのアーリアダプタは入手できず,転売目的の商品と化してしまったようだ。
この結果,日本のヒットチャートは,Switchのソフトが大半を占める状況になり,PSのゲームは駆逐されてしまった。ハードが売れるからこそソフトが売れるのであれば,適切なハード供給は必須である。エース経済研究所では,PS4をもっと増産したほうが良いとソニーに話したことがあるが,否定的な見解を示され,実際2020年の3月以降,PSハードは供給不足がずっと続いている。
昨年10~12月のPS4の国内売上(着荷)台数は8万台程度だった。エース経済研究所では,PS4の第3四半期の売上(着荷)台数は少ないだろうと見ていたが,グローバルで140万台であった。この比率はPS5と同じ5%である。つまり,米国のSIE本社の日本市場に対する評価は,全体の5%と認識していると見て良さそうだ。
ソニー側からは繰り返し,「日本市場を大事にしている」というコメントをもらったが,任天堂のSwitchの日本向け販売(着荷)台数が世界供給台数の1/4~1/5であることを考えると,その行動に疑問符が付く。ハードがソフトをけん引していることを考えると,日本にほぼ1年,まともにPSハードが供給されていないのは,問題があるのではないだろうか。そしてその結果が,ヒットチャートのSwitch寡占化の進行である。国内におけるPSブランドの凋落はエース経済研究所が予測したものであるが,実際にそうなると失望の念を禁じえない。
業績に話を戻そう。第3四半期は任天堂と違い,第2四半期比で増収減益である。立ち上げ期に赤字にならなかったのは,コロナ禍でステイホームのライフスタイルが据え置きゲーム機需要を押し上げていることが主な要因で,事業構造に大きな変化があったわけではないだろう。
ソニー側からは,PS5の売上台数目標は2020年度760万台以上,2021年度1480万台以上の売上(着荷)台数を目指すとコメントがあった。先月も触れたように半導体不足で増産できない状況に陥っているようだ。
ソニーのCFOである十時裕樹氏はPS5を戦略価格で提供しているとコメントしており,ジム・ライアン氏も入手困難と発言したこともあって,転売目的の購入を促してしまったようである。これに対応するには,増産して供給する必要があるが,来期はどの程度積み増せるか不透明としている。2021年2月時点で来期の増産が難しいという状況だ。
ここで不可思議なのが,2020年度760万台,2021年度1480万台とする生産計画である。PS4並みであれば成功だとしてこのような数字にしたと思われるのだが,販売国数を増やしているのだから,本来の事業計画はこれ以上にする必要があったのではないだろうか。増やす計画にできなかったのか,やる必要がないと判断したのかは不明だが,非常に不可思議である。
このまま転売が跋扈する状況が長引くと,ソフトウェアやPS Plusの会員数に影響がでてくるとエース経済研究所では考えている。ソニー側はPS4コミュニティを維持することで対応したいとしているが,PS4の供給を絞っていてハード販売が低迷するなか,できるかどうかは未知数だろう。
一つ言えることは,すでに一部のゲームソフトメーカーから決算説明会で国内のハイエンドゲーム市場は来期も厳しいと明言する動きがでていることである。そのため,国内での開発を減らすとしており,ゲーム開発者はSIE上層部の意向に影響を受けそうな状況にある。
現在のゲーム開発の人件費はゲームソフトが売れるかどうかよりも,開発難度に依存しており,開発者は高性能ゲーム機での開発を好む。開発難度の高いゲーム機で開発した実績こそが,自身の給料を高める手段だからだ。その機会が減ることは,日本のゲーム産業の長期的な成長に大きな影響を与える可能性があるのではないだろうか。
ソニーからは,プラットフォーマーとしての責任を果たす姿勢が見えづらいだけに,2020年代の半ばから後半にかけていろいろな問題を引き起こしそうで私は憂慮している。この予測が単なる杞憂で終わることに期待したい。
> 現在のゲーム開発の人件費はゲームソフトが売れるかどうかよりも,開発難度に依存しており,開発者は高性能ゲーム機での開発を好む
カプコン会長「開発者に必要なの予算を聞くと無限に要求する。あいつらは信用ならない」
ここでいう開発難度とはゲームにおける先端技術の事かな
どの口が史上最高売上だ
ハイ事実陳列罪
PS4末期の時点で
せっかく大作出るのにPS4本体供給出来てないとかあったしなぁ
誠にごもっとも
そうならなかったのが本来おかしいんだよな
>現在のゲーム開発の人件費はゲームソフトが売れるかどうかよりも,開発難度に依存しており,開発者は高性能ゲーム機での開発を好む。開発難度の高いゲーム機で開発した実績こそが,自身の給料を高める手段だからだ。
これ開発者目線で見た際の部分では良い指摘
名の知れた開発連中にしてみりゃ開発規模を縮小したくないだろうしされたくもないだろう
経営者にしてみりゃふざけんなと思うが
経営者の命令に開発者は逆らえんのに。嫌なら退社すりゃいいが、当然現場を離れるわけで、ゲーム作れないよ。一歩も前に進んでない。
ていうか遊びじゃないんだから、仕事と自分の思いがピッタリ同じなんて基本的に無いわい。独立して成功するならみんな会社の社員にゃならないしな。
不味いパターンの例が名越や原田のように現場で実績上げて上の立場になった場合なんだよな
まあ名越の場合はついに上が動いちゃったけど
>すでに一部のゲームソフトメーカーから決算説明会で
>国内のハイエンドゲーム市場は来期も厳しいと明言する動きがでていることである。
サードにも斜陽な市場という認識が広がってるんだな
PCゲームって一般層に向けてリーチするためのチャンネルがないんだよね
>>19
でもCS捨てると
めっちゃ大雑把に言えば売り上げ半分にするようなもんなんだから
PC基準は無理だろ
まあソニーとしては日本は世界全体の5%程度の死んでる市場だと思ってるから、根本から的外れではあるけど
日本のランキングでPSソフトがほぼ消えてる事に対して言及してるメディアはほぼ安田の記事だけ
他は見て見ぬフリしてる
スイッチのロンチ時はゼルダが神ゲーとの評判、直近にマリカ、スプラ、マリオデが控えていたなど好材料が沢山あった
だから品薄でも高い購買意欲を維持できた
PS5はFF7R完全版が目玉になってしまうソフト日照り状態
次々と延期されるソフト群
横行する転売ヤー
売れないPSソフト
これでは買う気を失くすのも当然
同じ品薄でも状況が違いすぎる
ブルーオーシャン堀当てるのに必死なんだよきっと
いくらでもごまかしがきくから
となりそうだな
> 開発難度に依存しており,開発者は高性能ゲーム機での開発を好む。
> 開発難度の高いゲーム機で開発した実績こそが,自身の給料を高める手段だからだ。
サードの開発意欲を惹きつけるのに高性能のゲーム機を用意するってのは
そういう意味では間違ってないんだよな
ただ、そういうゲームが作れない今の状況になってしまうと破綻してしまう訳だな
っていうかここまでSIEの現状と向き合って語ってる人って安田ぐらいじゃね
あとはダンマリで見ないふりしてる元提灯持ちメディアとか
トンデモ理論で苦しい擁護して笑いを取るサブカルライターとか
SIEに「どうぞどうぞ!このまま日本捨ててください!」と後押ししてる奴らばっか
親が子供の未来を憂いて叱るような愛が安田にはあるが
それ以外のメディア連中は「叱って嫌われるとメンドクサイし」って
適当に自分の立ち位置護る発言だけしかしてない
任天堂以外はPCマルチ乞食ハードだからPC依存になるだけ
> 小売店が転売対策で厳しい抽選参加制限をかけたため,アーリアダプタ層が参加できる機会が少なくなってしまった。
機会平等を図った結果最もソフトを買うアーリーアダプタ層にPS5が届かない状況になってしまったんだな
まあゲーム自体無いから届いたとしても結果変わってない気もするが
次は地獄だよ
ここを突っ込まないから異常タイレシオが理解出来ないんだよ
販売台数はスワン並みでも実際の普及台数はスワンどころじゃないよな
いままでの国数じゃ押し売りできる台数が減ってしまう・・・そうや!
減った分ほかの国の倉庫に突っこませよう←いまここ
コメント
しかも、再出荷やらなんやらも入って一緒って邦単位では相当下がってるよねこれ
逆にSwitchはPS4より販売国数少ないのに売れまくってるの凄いよね
本スレ>>49
>販売台数はスワン並みでも実際の普及台数はスワンどころじゃないよな
しかも皮肉なことにスワンはFFが売り上げ牽引したというね
自分もFF1の為にバイトして買ったわ。高校1年の時だったなぁ…最終的にGジェネ専用機になったが満足だったよ。
チョコボの開拓ゲーみたいなのにはまったわ
>>販売国?販売店舗数は激減してるんだろ
小売り潰し仕掛けたのはどこのPSWだろう?
※返品・新装整備品を含みます
PS4の時、現地公務員の年収が20万に満たないような国ですら日本より先行して発売してたけど、
PS5で更に販売国数増したってどこの国で販売してるんだか・・・
正直コロナ下でそんな増やせたらどこの企業も苦労しないとは思うぜ
どっかの国の倉庫に出荷したテイで、戻して再出荷かもなぁ
逆ザヤなんだから作れば作るだけ赤字なんだし、作らない方が儲かるもんな
安田とか言って現実から目を背ける虫であった
開発は開発で「前作より良いものを作れ、売りを作れ」と言われてるからな
「性能を良くすりゃもっといいものが出来るんですよ」ってなるのは当たり前っちゃ当たり前
性能に頼ってばかりだとどこかで詰むんだけどさ
まず壊れないものを作れって話なんだがな。
>アジア出荷分と転売除いた国内実売は3万台くらい
>ここを突っ込まないから異常タイレシオが理解出来ないんだよ
ほんまコレだと思うわ
ハードの台数はソニー側から都合よく算出できるけど、ソフトメーカーは自社のソフトの数字が分かるからね
そりゃPS5なんかで商売できないわ。これから延期と中止が増えるんだろうね
販売国数を増やしただけじゃない
「※返品・新装整備品を含みます」も含まれる馬鹿みたいな数字
もしバレても『ちゃんと書いてますよ』と逃げるための項目だよね
生産数も出荷数もちゃんと把握できないレベルの企業だから仕方ないのだろう
ファンボーイ「世界2位の市場だぞ!優先しろ!!」
SIE「5%」
日本市場を重視している、とか逆ザヤになる価格では売らない、とか
よくもまあ平気で嘘をつけると感心するわ
> 開発難度の高いゲーム機で開発した実績こそが,自身の給料を高める手段だからだ
「難度の高い開発をしてマニアを唸らせる(けどあまり売れない)」みたいな開発者、
経営者目線で言ったらいらない子だと思うけどなあ
結果出ないのに技術力だけで高い給料くれるかねえ?
ソニーは馬鹿そのもの
転売対策が全くされない上に本来の値段よりも何万円も下げて出したら
転売屋が本来の値段かそれ以上で捌いてる
ソニーはその現状を指くわえてみてるだけこんなんでユーザーがついてきてくれると思ってるんだろうか?
普通の感覚をもってるユーザーならもう切ってるし現にスイッチユーザーの増加がそれを物語ってる