2023年6月22日に『ファイナルファンタジーXVI』(以下、『FF16』と表記)が発売された。本作は、とく日本で大きな支持を得ているRPG「ファイナルファンタジー」シリーズの最新作である。
さまざまなメディアのレビューを集計しているMetacriticでも評価は上々で、スコア(平均点)は100点中88点となっている。スクウェア・エニックスが力を入れて開発したPlayStation 5(PS5)専用ソフトということで、こだわりもかなりのものだ。
筆者も本作をプレーしてみたのだが、実際に遊んでみると「本作の狙い」がより明確に感じ取れた。『FF16』はただの大作ではなく、大きな目的を背負った一作なのだと考えられる。
◇ストーリーはダークなファンタジー
『FF16』の主人公は、ロザリア公国の第一王子だった「クライヴ ・ロズフィールド」。彼は幼いころから不幸に見舞われ、復讐を果たすために生きることを誓う。
あらすじからわかるように、本作はダークなファンタジーといえる内容だ。『FF16』のプロデューサーである吉田直樹氏は、ゲームメディア向けのインタビューで「30代や40代くらいの現実の厳しさを知った人たち」に向けた作品になっていると語っている。
スクウェア・エニックスのゲームは映像美が大きな特徴で、『FF16』もそれは例外ではない。人物は毛穴まで見えそうなほど精細に描かれているし、巨大な「召喚獣」と呼ばれる生命体が戦う際も、エフェクトが激しく見応えのあるバトルが繰り広げられる。
『FF16』ならではのポイントとして挙げられるのが、ジャンルとしてアクションRPGになったことである。これまでのシリーズ作品はコマンド選択式RPG、つまり「たたかう」や「まほう」などを選んでバトルするシステムが多かった。
しかし本作では、元カプコンでさまざまな格闘ゲームやアクションゲームに関わった鈴木良太氏がアクションRPG化したバトルを監修。現在、RPGはアクション寄りになる傾向が強く、「ファイナルファンタジー」シリーズも本格的なアクションに転換しようというわけだ。
◇昨今の「オープンワールド」とは正反対
このように『FF16』は大人向けのアクションRPGになり、大きく刷新したように見える。だが、実際に遊んでみるとそうではなかった。むしろ、安定を取りにいった作品なのである。
『FF16』は一見すると革新的に見えるものの、むしろ逆である。昨今は広大な世界を自由に冒険できる「オープンワールド」という作りのゲームが流行しているが、『FF16』はそれとは正反対のほぼ一本道である。
確かにアクション要素は強化されているが、救済要素がかなり多い。攻撃を自動で回避してくれたり、ボタン連打で見栄えするアクションを自動で行ってくれたりする補助システムがあり、それこそアクションゲームが苦手な人でも遊べるようになっている。
そもそも『FF16』は、普通にクリアする場合はほとんどストーリーを追うだけのゲームに近い。やりこみ要素としてアクション要素があるといった程度で、それこそ「誰でもクリアできるようなゲーム」にしようという考えが根底にある。
ストーリーも大人向けの雰囲気を漂わせているが、実態としては旧来のRPGとそこまで大きく変化していない。確かにダークな要素はあるにはあるのだが、そこまで踏み込んでおらず、ストーリーそのものもわかりやすさや雰囲気を最重視している。
あくまで筆者の推測だが、『FF16』は単純にテレビゲームの1つの作品を制作しただけではなく、PS5を牽引するといった目的もかなり強く存在するのではないか。
◇「FF16」はPS5専売タイトル
PS5は半導体不足や転売騒動に巻き込まれたこともあり、とくに日本ではかなり初動が出遅れていた。一方の現在は増産されてだいぶ買いやすくなっており、改めて普及のチャンスが到来しているわけだ。
現在の『FF16』はPS5専売タイトルで、ライバルとなるXboxでは発売されない(かなり強力な時限独占になっており、PC版に関しては時期未定だが前向きに検討されているとのこと)。「ファイナルファンタジー」シリーズは30~40代あたりに多くの潜在的ファンがいるゲームなわけで、その最新作が出たからこそPS5を本体ごと買う人もいることだろう。
さらにソニーは、2023年内にPS5の販売台数がPS4を上回る見通しを示している。いわばPS5をより成功させるためのビッグタイトルが必要だったわけで、『FF16』がそれに適しているのは言うまでもないだろう。
さて、「PS5を牽引するためのゲーム」において重要なことはなんだろうか。コアなゲーマーはすでに本体を買っている可能性が高いわけで、やはり「興味はあるけどまだちょっと手が出ない」と考える潜在的なプレーヤーを顕在化させることにあるのではないか。そういったプレーヤーが遊ぶゲームは、なるべく手軽なほうがよい。
◇多くの人が理解できるストーリー
新しいゲームであるように感じさせつつも、挫折させないようにわかりやすく親切であるべきだ。そして、多くの人が理解できるように複雑なストーリーは避けるべきではないか。『FF16』はまさしく、それに沿うようなゲームに仕上がっている。
場合によってはゲームシステムに気になる点を見つけてしまったり、あるいはどうしてもストーリーの粗が目に入ってしまったりする可能性もある。とはいえ、多くの潜在的なプレーヤーをPS5に引き寄せるという意味では、『FF16』はまさしくぴったりな作品だ。テレビゲームとしての革新性よりも、安定をとったゲームといえるのだろう。
ゲームですらめんどくせーの楽しめない奴はリアルでもめんどくせー事嫌うやつよ
めんどくせーと思ってる時点で嫌ってるだろ
どちらかといえばOWやオンライン
ばっかなイメージ
コンセプトから失敗してんじゃん
まぁ、好みは人それぞれだがダークだから大人向けってのは違うと思う。
ですよね・・どうもしっくり来ない(もちろん好きな人はいるはずだから否定はしない
ボーッとムービー見ながら片手連打でクリア出来るファイナルファンタジーは介護用に最適解
なら俺は究極の幻想を打ち破る!
イッツオーヴァァァァ!999999!
どうだ、アラフォー好みのダークファンタジーだろう?
昔はお約束とかファンだからで買う人が居たが
今の大人は正解かどうか見極めて買うぞ
それ以外はだいたいオタにしか受けないとか
人前でやるのが恥ずかしいゲームと言えなくもない
思考停止しているとしか思えない
明らかにキッズや若者向けでないがw
コメント
牽引できましたか…?
似たような語感の“引導”はできたんじゃ無いですかね…
ps5に)くたばれぇぇぇ!!999999
FFの名に胡坐かいてたら世間からそっぽ向かれて現実の厳しさ今更知ったわけだな
なんでここまで売れなかったんだって疑問に思ってるかアンチの工作の仕業と現実逃避してると思うよw
だって15の時ですら気づいてないもんスクエニw
同じようなことして16出してるってことはそう言うことでしょ
16の動向観察するだけでよくわかるので買わなくて済むPSファンに優しい仕様
あの、吉田くんは若い層をターゲットにするって…
様々な人に触れて貰える作品にしたいとか誰か言ってませんでしたっけ?
だから簡単なアクションにしたとかそういう話も…
三流ゲームで若い客をPS5に釣れるとでも思ったんだろ
お前らがもう少し世間の厳しさを知るべきだろってな
ところがどっこい就職していない(したことない)のです
PS5に興味があるけど手が出ない層に刺さってないのは本体販売数が示してんだが
Dorkfantasyの間違いじゃないの?
ガワは豪華だけど
中身はライトノベルって感じ
なろう小説とかアニメ見てる人には受け入れられるんじゃないかな
そういうの見てるの30-40代が多いんだっけ?
ダークファンタジーというには
自分に甘えて世間から逃げたの間違いでは?
ほら暗いだろう?大人向けだろう?
っての子供っぽいから止めたほうが良いと思う
それがわかる知能と精神性があったら
そもそもそんなこと言ったり、そんな言葉に騙されないから
いまだに「ギスギスしてるとリアル」「暗い、陰鬱な展開は大人向け」みたいに根強く残ってるのいい加減やめた方が良いわ
むしろこういうの中二病まっさかりだから
黎明期のラノベで育った20代後半だけど
それでも寒いと思うから40代50代にはこのチープさが刺さるのかもね
刺さらなかったから30万本なんですけど
30-40代の現実を知った大人からすれば、製作事情の方が先に気になるような状態やろ。
フォローすればするほど墓穴掘るんだからやめりゃぁいいのに
渡 邊 卓 也♥️
クリエーターは出したら作品について語っちゃダメよ
そもそも年齢層が近いなら好みも近いなんてことはありえないのだ
30代や40代ユーザー「(クリエイターやゲーム会社の)現実の厳しさを知った」
くだらないサブクエお使いとウザいほど挟まってくるムービーの合間に
クソアクションゲーをやらされるクソゲー
連打QTEと召喚獣QTEとアクションがつまらんからどうしようもない
子供と一緒に遊べるのはゲームとしてのメリット大きいよね
お金持ちもそうじゃなくても家族がいる部屋でFF16はプレイし難いと思う(いきなり性的表現くると気まずい&画面ずっと鬱々としてて見てる家族的につまらない
日本社会の現実を知った男たちがホモに走る現状を子供にまで見せつけるのか…
>>「ファイナルファンタジー」シリーズは30~40代あたりに多くの潜在的ファンがいるゲームなわけで、その最新作が出たからこそPS5を本体ごと買う人もいることだろう。
何を根拠にこんな事言ってんの?
ソフト+本体で幾らになると思ってるんだ? ソフト単体で見てもFF15より売れてねーぞ
結婚して現実を知った30,40代は、なかなかゲームしかできないあんなでかいオブジェクトの稟議が降りないし、エログロあるゲームもしずらいんだよ。引きこもってる30,40にはピッタリなんだけどね。
>30代や40代くらいの現実の厳しさを知った人たちに向けた作品
むしろカービィの優しい世界の方が効くわ。子供と一緒にプレイできるし。
あ、毒身の引きこもり30代40代には効くだろうね。